最初からあまり吠えない犬、しつけをしたけど吠える犬、人間の環境や犬の個体差によってもいろいろあると思います。
だからこれが正解だというものはないでしょう。要はうまく共存できたらいいわけです。
三軒長屋で犬を飼った時
三軒長屋の東の端っこに住んでました。その家はペット禁止の賃貸でした。
逆の西の端っこの家は内緒で小型犬を飼っていたんです。夫婦とお子さんが2人で生活してらしたと思います。その犬が夜中にキャンキャン鳴くんですね。三軒長屋の端っこにいても聞こえるんです。間に挟まれた家は初老の夫婦二人ぐらしでした。
端っこの犬が夜中にキャンキャン吠えるたびに間に住んでいた夫婦は目が覚めるのか、「うるさい」と怒鳴り犬の飼っているほうの壁をドンドンたたくんですよ。それでも犬はなかなか吠え止めません。毎日の事ですからね、間の家に住んでいた夫婦は、それはそれはストレスだったでしょう。
ある日ウチも犬を飼いたいという事になりまして、まずは大家のところに相談にいったんです。すると大家は「うちは飼ってくれてもいいんですけどね、真ん中に住んでる夫婦に聞いたほういいと思いますよ。」とのこと。
端っこで犬飼ってらっしゃる家にも直接話もしにもいってるみたいです。けど端っこの家の方は犬は飼ってない、預かっているの一点張りなのだそう。
次に真ん中に住んでる夫婦のところに相談に行きましたら、「犬は飼ってくれてもいいんだけど、夜中に吠えられたらしんどいのよ。昼間吠えるのはいいんだけどね。」という答えをもらえました。夜中に吠えさせない約束をし、犬を飼うことに決めました。
しかし吠えさせないしつけは絶対怠れません。もし、そのしつけができない場合は引っ越しを考えていました。
うちでやった吠えないようにするしつけ
生後6か月頃のシェルティです。
昼は吠えてもOK夜はダメとかはしつけられないので、とりあえず吠えるとアクションをおこします。ちょっとでも犬が吠えたら人間はすべての作業を中止しすぐさま犬の上がれない2階へあがります。(犬が立ち入れない、犬から見えない場所)すぐさまです!黙って作業を中断して上がります。吠えやみましたら戻ります。
これは犬が吠えたら人間がいなくなるというパターンを覚えさせる為です。簡単なことですが、これを繰り返します。これが結構大変な作業なんですね。
急いでなにかの準備しているとき、調理しているとき、おもしろいテレビを見ているとき、どんなに手が離せないことをしていても一貫してこのアクションを繰り返します。
ウチのシェルティの場合はこれを続け2週間で一切家で吠えなくなりました。ラッキーな方だったと思います。しつけのアクションを一貫してできる環境でもありましたし、シェルティの理解も早かったので、根気がつきるまえに成しえたという感じですね。
おかげさまで隣の奥さんからもかしこい犬ですねーと褒められるようになりました
一軒家に引っ越し二匹目の犬を飼うーしつけ失敗パターン
シェルティが2歳になったころ、一軒家に引っ越しました。シェルティが一軒家の環境に慣れたころにもう一匹犬を飼うことになりました。
オーストラリアンシェパード生後2か月です。
最初の一か月はとにかく甘やかして育てました。3か月頃からしつけをするようになりましたね。
トイレについても吠えについても、ありとあらゆることを教えていきます。同時に先住犬のシェルティもうちで暮らす為のルールをどんどんオーシーに教えていきます。
しかしですね、個体差なのか、シェルティに比べて覚えが悪いんですよ。全てにおいて覚えが遅いんですね。それはそれは根気がいります。トイレでもシェルティは2週間足らずで覚えましたけど、オーシーは6か月かかりましたね!部屋中がおしっこだらけでしたw
そして吠えるんですよ!もう吠えるのを楽しんでるくらい吠えるんです。最初は吠えのしつけもやっていたんですが、根負けし、やめました・・・。
今ではあまりうるさいときは注意して止めさせてます。夜は吠えませんので今のところ特に問題はないです。一軒家ですしね。
最近はシェルティもオーシーと吠えて遊んだりしています。
犬のしつけって難しいです。第一に人間の生活の環境が左右されます。そして犬の個体差、さらに根気がいります。それぞれケースバイケースなので、各家に適応したやり方で模索するしかないと思いますね。
吠える犬は人間を下に見ている!とか散歩で引っ張る犬は人間を服従させている!とか、いろいろ厳しい事を書いている記事をたくさん見ます。そして、まじめに犬を育てようとしている人はそれができないと、自分を責めて気を病んだりして余裕がなくなってくる人もいます。もちろん犬本来の性質について勉強することや、一緒に暮らすテクニックを学ぶ事は大事なことだと思います。でも一番大事なことは犬との生活を楽しむことです。
それでもやっぱり近所迷惑になることがおこったり、人間も犬も病気になったり、大変な時は誰かに相談しましょう。形式的な技術ではなく、よその家のいろんなやり方があるはずです。教えてもらいましょう。プロの方に相談するのもいいでしょう。